Bluetoothって何?どんなメリットがある?

Bluetooth(ブルートゥース)というものをご存知でしょうか。名前を聞いたことはあるものの、具体的にどんなものなのかがわからない…という方も多いはず。

また、中には自分でも気づかないうちにBluetoothを利用している方もいるのです。

Bluetoothとは、デジタル機器に内蔵されている機能のことで、パソコンやスマートフォンなど、さまざまな機器に搭載されています。

Bluetoothの大きな特徴ともいえるのが無線通信だということです。 Bluetoothの機能を使うことにより、ケーブルを接続しなくてもその他の端末とデータのやりとりをすることができます。

わかりやすいのが、イヤホンです。例えば、スマホで再生した音楽をイヤホンで聴こうと思った場合、従来のイヤホンだとイヤホンについているケーブルをスマホに挿入しなければなりませんでした。

少し動いた時にケーブルを引っかけてしまい、耳から外れてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

しかし、Bluetooth搭載のイヤホンを使えば、直接イヤホンにデータを送信することができるため、耳栓のような状態の先端部分だけ装着しておけばケーブルは不要です。

今ひとつまだBluetoothが理解できない方のために、詳しくご紹介していきましょう。

Bluetoothのメリット・デメリット

まずはBluetoothのメリット・デメリットをチェックしてみましょう。

ここを押さえておくと、Bluetoothが得意としていること、苦手なことが見えてきます。

メリット

実際にBluetoothを利用している方の中には、イヤホンでしか使ったことがない方も多いようです。

しかし、次のようなメリットがあるため、さまざまなシーンで役立ってくれます。

消費電力が少ない 消費電力が少なくて済むのはBluetoothの大きな魅力です。Wi-Fiに比べるとかなり少ないといえるでしょう。といっても、極端に消費電力が少ないわけではありません。

例えば、スマホで音楽を再生し、Bluetoothイヤホンで音楽を聴く場合、普段よりもスマホの充電の減りが速いと感じることもあるので、注意しておきましょう。

線が邪魔にならない

特に大きなメリットとして挙げられるのが、この点だといえるでしょう。

例えば、スポーツを楽しんでいる方の中にはBluetoothイヤホンを選択している方が多いようです。

スポーツをしながら音楽を聴こうと思った際に、スマホや音楽プレイヤーからイヤホンの線が伸びていると邪魔ですよね。

運動している最中に引っかけてしまう可能性もありますが、Bluetoothイヤホンならそういった心配はありません。

また、長いコードがついているイヤホンを使うと、かばんの中にしまった際に絡んでしまうことがありますが、この心配もなくなります。

USB端子不足が解消する

パソコンを利用している方の中には、USBポートが足りなくて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

USBポートを増設することも可能ではありますが、もっと簡単に問題を解決したい時にもBluetoothが役立ちます。

ワイヤレスの機器を利用する際にはレシーバーをUSBポートに接続しなければなりませんが、Bluetoothの場合はそういったものが必要ないのです。

そのため、その他の周辺機器でUSBポートが埋まっていてもBluetooth接続は問題なく行なえます。

USBポートを空けたいと思っているのなら、今現在USBで繋いでいる機器の中にBluetooth接続で対応できるものがないかチェックしてみるのも良いでしょう。

デメリット

続いてデメリットについてです。

Bluetoothに魅力を感じている方は、デメリットもよく確認して自分が使おうと思っている条件に合っているのか考えてみてくださいね。

障害物の影響を受けやすい

Bluetoothの電波は、直線的に飛ぶ特徴を持っています。

そのため、Bluetoothの電波が飛んでいる間に何か障害物があったりするとうまく通信ができなくなってしまうことも多いのです。

直線的な場所で障害物の影響を受けることなく使えるのなら便利なサービスなのですが、複雑な環境で使うのには向いていないので注意しておきましょう。

例えば、音楽を再生したスマホを1階に置いたままで2階に移動し、Bluetoothで音楽を聴くといったことは難しいです。

特に影響を受けるのが金属類やコンクリート、強化ガラスといったものです。

直線的に飛んでいる電波の間にこういったものが挟まれてしまった場合は、通信が切断されてしまう可能性が高くなります。

通信可能距離が短い

Bluetoothで通信できる距離は最大で100m程度までと言われています。

100m以上離れた場所で使うことはまずないと思いますが、Wi-Fiの場合は数百メートル電波を飛ばすことができるため、Wi-Fiに比べて通信可能距離が短いのはBluetoothのデメリットともいえるでしょう。

後ほど詳しくご紹介しますが、Bluetoothにはクラスと呼ばれるものがあり、クラスによって通信距離が異なります。

充電する必要がある Bluetoothが搭載されている端末の中には、本体自体を充電しなければならないものもあります。

例えば、Bluetoothといえばイヤホンが代表的なのですが、イヤホンを充電しないとしなければいけません。

毎日通勤の電車の中でイヤホンを使って音楽を聴く方の場合、充電を忘れているとBluetoothイヤホンは利用できないわけですね。

有線のイヤホンならこういったこともないので、Bluetoothならではのデメリットともいえるでしょう。

中には充電が切れてしまった時のことを考えて複数Bluetoothイヤホンを持っている方もいるようです。

気をつけなければならないのが、必ずしも製品に書かれている利用可能時間分充電が持つとは限らないということ。

例えば、12時間連続で使えると書かれているイヤホンを選択したとしても、10時間ほど利用した時点で電源が切れてしまうこともあります。

本当の稼働時間については、利用した方の口コミ情報などを確認してみるのも良いですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。Bluetoothについて詳しくご紹介しました。

中には自分でも気づかないうちに利用している方もいますが、これまで利用していなかった方は非常に便利なサービスなので、活用してみてはどうでしょうか。

自分の身の回りにもBluetoothに対応している機器があるかもしれません。

代表的なBluetoothから取り入れてみたいと思っている方は対応しているイヤホンを探してみるのがおすすめ。

わずらわしいコードが絡んだりする悩みからも解放されます。

接続方法など、わからないことがあった場合にもこの記事を参考にしてみてくださいね。

該当